雲海と夕日が織りなす絶景に出会う「SORA terrace」(ソラテラス)

自然

足元一面が雲に覆われる幻想的な雰囲気が魅力の「雲海」。

飛行機から見下ろす雲海もきれいですが、自分とほぼ同じ視線で、近くで感じる雲海の美しさは格別です。

長野県にはいくつかの雲海の名所がありますが、中でも発生率62.0%※と驚異的な数字を誇るのが北志賀高原にある「SORA terrace」
※2020年発生率、竜王マウンテンパーク自社調べ

今回は2021年9月26日に「SORA terrace」を訪れた際の様子をご紹介します。

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SORA terraceとは

「SORA terrace」は長野県北部の山ノ内町にある「竜王マウンテンパーク」の施設の1つ。

信州中野I.Cから車で約30分(16km)、公共交通機関を利用する場合は、長野電鉄「湯田中駅」からシャトルバスで30分ほどでアクセスできます。

竜王山の北西に位置し、北志賀高原エリアのスノーリゾートの中でも隋一の広さを誇るスキー場として有名でした。

世界最大級の166人乗りのロープウェイで標高1770mまで登った後、冬季は「sky land第一クワッドリフト」に乗り継ぎ、一気に竜王山頂標高約1930mへ!

標高差1,000m以上、約6,000mのロングランが楽しめるほか、木落エリアなど非圧雪のコースもあり、昔からスノーボーダーに人気のあるゲレンデでした。

そんな竜王のグリーンシーズンも楽しめる施設として、2015年8月にオープンしたのが「SORA terrace」です。

公式ウェブサイトによると、2020年の雲海発生率は脅威の62.0%。

そのうち夕方が30.3%、朝方が21.7%なのだそうです。

ウィンターシーズンは霧氷が見れるほど、極寒の竜王山頂。

夏でも標高1770mの地は涼しく、下界との温度差が6~7度近くあるそうです。

下界は真夏日であっても、山頂は肌寒さを感じますので、長袖&上着をお忘れなく。

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オススメは雲海発生率が高く、雲海×夕焼けが見えるチャンスもある夕方。
日没1時間前くらいが発生率が高いとのことですが、15時くらいには現地に到着することをおすすめします。

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雲海発生の条件

雲海は以下のような条件のときに発生しやすいそうです。

  • 日中との気温差が高い日
  • 夕立など急な雨が降った後

下界が曇りの日でも上空は晴れており、きれいな雲海が出現することもあるとのこと。

これだけであれば、他の山岳地域でも雲海が見れそう。何故竜王の雲海発生率は高いのでしょうか。

秘密は、竜王山の周りに広がる山々です。

「SORA terrace」からは北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)や高社山が臨めるのですが、この山々が雲海を生み出す上で大きな役割を担っています。

山々に囲まれた盆地。雲が発生したら、山が雲の行く手を阻み、なかなか流れていきません。

そのため、雲がたまりやすく、結果として雲海も発生しやすいとのこと。

美しい山々が、美しい雲海を生み出す秘訣だったのですね。

「SORA terrace」での過ごし方

ひたすら雲海や景色を眺める

山の天気は本当に変わりやすいもの。

霧がかかっていたと思えば、急に視界が開けたり、逆に晴れていたと思ったら急に雲が押し寄せてくることなんて日常茶飯事。

また、山の雲の動きは早く、次から次へと新たな雲が押し寄せては消えていきます。

そんな自然の移り変わりを眺めているだけでもあっという間に時間がすぎていきます。

Tackとkoiは2度ほど訪れたことがあります。

1度目に訪れた時のこと。当初は霧がかかっていて何も見えずにがっかりした気持ちになってしまたTackとkoi。

それが、突如として視界が開け、最終的にはきれいな夕焼けに出会えました。

2回目となる今回は、雲海が出現しやすい季節としてはぎりぎりのタイミングでした。

午前中に雨が降っていたこともあり期待を持って訪れたところ、ミニ雲海のみならず、天使の梯子に遭遇するという幸運にも恵まれました。

時間が許すのであれば、本を読んだり、飲み物を飲みながら、1日中雲の移り変わりを眺める。

そんな風に長時間過ごしたいスポットです。

「SORA terrace cafe」で過ごす

寒さを感じたときにぜひ利用したいのが、2017年8月にオープンしたカフェレストラン「SORA terrace cafe」

雲海待ちで冷えた体に、温かい飲み物が染み渡ります。

一面ガラス張りのため、景色も抜群。

運が良ければ(&席が空けば)温かい屋内から雲海や夕焼けを楽しむことも可能です。

山野草ガーデンで山野草を楽しむ

小規模ながら、珍しい山野草が楽しめる山野草ガーデンがあります。

6月中旬~8月上旬でタイミングが合えば、ヒマラヤ山脈原産の「ヒマラヤの青いケシ」に出会えるそう。

生息地が限られるほか、花の咲く期間が1週間程度と短いことから幻の花とも言われるようです。

その他、高山植物の女王「コマクサ」などにも出会えるそうですよ!

koi
koi

私達が訪れるのはいつも9月下旬だったため、山野草は咲いていませんでしたが、夏に行くときはぜひ楽しみたいです。

星空観測やグランピング施設もオープン

夏季は定期的に星空観測ツアーも開催している他、2021年にはロープウェイ山麓駅付近にグランピング施設もオープン!

一日中楽しみ尽くせる施設へと、年々進化されています。

最後に:雲海へのアクセスの良さは日本随一!

最寄りのインターチェンジから車30分+ロープウェイ20分とお気軽にアクセスできる「SORA terrace」。

雲海に出会えるかどうかは運次第なところはあるものの、出会えた時の感動はひとしおです。

皆さんもぜひ訪れてみてくださいね!

<今回訪れた場所>

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