残雪が美しい八方池トレッキングと蛇紋岩の神秘

自然

こんにちは!Tackです。

日本百名山数:29座(全国1位!)、3,000mクラスの峰の数:15座(全国1位!)と魅力的な数多くの山々を有する長野県はまさに山岳リゾート。

思い立ったらふらっと2,000m級の山々へハイキングに行けてしまうのが「信州暮らし」のよいところ。

6月初旬、長野県白馬村に位置する八方尾根のグリーンシーズン営業の開始とともに、八方池トレッキングに出かけてきました。

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八方池へのアクセス

八方池といえば北アルプスの山々を映し出すきれいな水鏡でも有名。

Tackもその水鏡を見ることを楽しみに、朝7時ころにおうちを出発しました。

おうち→白馬への1時間ほどのドライブの後、標高約770mの八方尾根スキー場の麓からゴンドラリフト「アダム」→アルペンクワッドリフト→グラートクワッドリフトを乗り継ぐこと約40分。

一気に標高1,830メートルの八方山荘に到着です。

グラートクワッドリフト

違う時期に訪れた際の様子ですが八方山荘に向かう「グラートクワッドリフト」乗車の様子

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八方池までは登山届不要でトレッキング可能

八方山荘から八方池までの道のりは木道なども整備されており歩きやすく、登山届を提出することなく登れます。

これまた違う時期に訪れた際の写真ですが登山道から望む八方山荘

以前訪れた際、サンダルで登っている方やロングスカート+日傘をさしながら歩いている人を見かけたこともありますが、やっぱり北アルプスの山岳。

ところどころ岩がごろごろしている部分もあること、特に6月初旬は残雪が残っている箇所もあることからトレッキングの装備で訪れることを強くおすすめします。

景色と高山植物を楽しむ約1時間のトレッキング

6月初旬の北アルプスは残雪が本当にきれいで心もウキウキします。

八方山荘から景色や可憐な高山植物を楽しみながら歩くこと約1時間。標高約2,060メートルに位置する八方池に到着!

高山植物

可憐な高原の花々

お天気もまずまずよかったので、きれいな水鏡との対面にわくわくしていたTack。しかし、到着してみると・・・

まさかの、池、凍ってる!!!

凍る八方池

6月1週目週末の八方池の様子。年によって異なるかもしれませんがtackの訪れた年は凍っていました。

tack
tack

ガーン!!!

残念ながら池が凍ってしまっていたため、北アルプスの山々の水鏡を見ることはかないませんでしたが、残雪の北アルプスの山々は7~8月に訪れたころとはまた違う魅力を放っており、その美しさに疲れも吹き飛びました。

八方池からちょっと先に広がる絶景

いつもなら八方池に到着したら引き返してしまうのですが、八方池に到着したのが10時半ちょいすぎと、時間に余裕もあったので、今回は小休憩のあともう少し上まで登ることにしました。
※注:八方池から先は登山の装備と登山届の提出が必要です。

ここから先は険しい道も多く、一気に登山感がでてきます。

八方池から登ること約5分。眼下には八方池と山の稜線が、横を振り向くと北アルプスの山々が望めるスポットに到着。

八方池から少し歩くだけでこんなにも美しい景色に出会えるとは知らず、ちょっと得をした気分になりました。

八方池を臨む

世にも不思議な植生の逆転現象

八方山荘からずっと、木々もなく岩がごろごろとした道が続いていたのですが、八方池から歩くこと約30分、突如としてダケカンバなどの木々に囲まれたエリアに突入。

植生の逆転現象

これまでの道のりでは見かけなかった立派な木が出現!

後で調べたところ「植生の逆転現象」というなかなか見ることのできない、八方ならではの珍しい現象なのだとか。

八方尾根の八方池よりちょっと上あたりまでは、本来地中深部にあるはずの「蛇紋岩」という岩に由来する土壌に覆われているとのこと。

その「蛇紋岩」のマグネシウムを多く含み、(マグネシウムの成分が)植物の水分吸収能力を低下させるという特徴により、ダケカンバやシラビソなどが発達せず、乾燥に耐えられる、本来標高2,500m以上の高い山でしか見られないような植物が見ることができるそうです。

一方、標高2,130m付近からは八方池よりも標高が高いにもかかわらず、ダケカンバ林が突如として現れるというから驚きです。

これはこの一帯あたりから「蛇紋岩」地質ではなく「花崗岩」地質になるからなのだそうです。(参考:八方尾根尾根自然研究路ガイド 他)

植生の逆転現象の見られる「下ノ樺」をさらに超え、しばらく行くと広大な雪渓にぶち当たりました。※扇雪渓と呼ばれる場所の手前まで行きました。

アイゼンなど雪山装備を整えていなかったTackはここで引き返すことに。

雪渓

何とか歩いた途中のミニ雪渓

行きと同じ道を引き返し、午後1時頃には下山。

登山の後は温泉で体を癒す

心地良い汗をかいた後の温泉は最高ということで「八方の湯」に立ち寄りました。

白馬八方温泉は世界的にも稀なpH11を超える高アルカリ泉。

また、源泉に近い部分では溶解水素濃度が基準値を超える水素泉という珍しい泉質の温泉のようです。

アルカリ性の温泉は「美肌の湯」とも言われるようで、疲労困憊の様子だった連れのkoiの目も輝きを取り戻していました。

koi
koi

美肌の湯!最高!

これも先ほど「植生の逆転現象」のお話の中で登場した「蛇紋岩」が大きく影響しているそうです。

「蛇紋岩」、知れば知るほど気になる存在です。

皆さんもグリーンシーズンの幕開けの残雪が残る八方池、ぜひ訪れてみてくださいね!

<今回のトレッキングコース>
※注:Google Mapさんは1時間10分と表示していますが、もっとかかります

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