春の訪れを感じさせるとともに、卒業・入学・入社など、人生の節目にそっと寄り添う桜。
関東地方では3月末頃に見ごろを迎える桜も、ここ長野県では1~2週間ほど遅れた4月上旬~中旬に見ごろを迎えます。
日本三大桜名所の一つでもあり「天下第一の桜」とも称される伊那市「高頭城址公園」をはじめ、「さくら名所100選」にも選ばれる小諸市の「懐古園」や須坂市の「臥竜公園」など、県内には数多くの桜の名所が存在します。
そんな中でもTackとkoiの一番大好きなお花見スポットが長野県北部に位置する小布施町の桜堤。
今回は春に信州を訪れるならぜひ足を運びたい、「小布施町の桜堤」についてご紹介します。
小布施町の桜堤(千曲川堤防の桜堤)とは
小布施ICから、信州中野IC手前付近までの千曲川堤防沿いに「一葉」という八重桜が咲き誇る小布施町の桜堤。
遅咲きの桜のため、例年ゴールデンウィーク前後に見ごろを迎えます。
千曲川堤防沿いの高速道路の整備がきっかけとなり、長野オリンピックの前の年にあたる1997年に高速道路の狭間地を活用し、この桜堤も整備されたとのことです。
延長4km、約600本もの桜は小布施町の住民などオーナー制で植樹され、1本1本にオーナーの名が記された名札がかかっています。
当初は近隣住民などの知る人ぞ知るお花見スポットでしたが、SNSや口コミによりその存在が徐々に広まり、今では県外ナンバーも見かけるなど県内外から多くの人が訪れるようになりました。
時期になると小布施町観光ウェブサイトで開花状況が更新されていくので、訪れる前にぜひチェックしてみてください。
アクセス方法は?
車でアクセス
この桜堤もある堤防道路は一般車両は原則通行できません。
そのため、車で訪れる場合、桜堤の始点でもある小布施ICから降りてすぐの「ハイウェイオアシス小布施」に駐車し徒歩で向かうか、「小布施橋」のたもとの駐車場※に車を停めるかのどちらかになります。
※駐車場というよりだだっ広い土の整地で、駐車線もありませんが30台ほど駐車できそうな規模感です
Tackとkoiは車で訪れる場合、桜堤の中間地点にあたるこの「小布施橋」のたもとに駐車することが多いです。
というのも、この小布施橋のたもとの河川敷内約1.5haの菜の花畑や花桃など、色とりどりの花々がまた美しいからなんです。
迷路のような菜の花畑から望む小布施橋も隠れた撮影スポットです。
電車でアクセス
最寄り駅は長野電鉄「小布施駅」です。
小布施駅から桜堤(小布施橋付近)まで2kmほど離れており、結構遠いので歩きやすい靴でお越しになることをおすすめします。
その他(おすすめ)
ある年からはまりはじめたのが、この桜堤を目的地とした「サイクリング」。
お隣須坂市の「村山橋」付近からこの桜堤まで伸びる堤防道路は工事車両か自転車、歩行者しか通行できないため、サイクリングにピッタリです。
この桜堤、4Kmと長いので徒歩だと一部区間しか楽しめませんが、自転車だと端から端まで楽しめるのでおすすめです!
<村山橋~小布施堤防道路サイクリングコース>
おすすめスポット・時間帯
スポット
4kmもの長さを誇るこの桜堤。
実は場所によって、桜の列が2列だったり、3列だったりとまちまちなんです。
ハイウェイオアシス小布施~小布施橋付近までは、時期になると桜の下でバーベキューをしたり、お花見飲み会をされる地元の方も多く見かけます。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年、2021年は飲食を伴うお花見は自粛となりました。
小布施橋付近の人手が一番多いですが、一番おすすめなのは、この桜堤の終着点付近(信州中野ICの手前1.5km)。
というのもこの終着点付近は人手が少ない上、桜の列も4列とゴージャスな桜並木が楽しめるからなんです!
ハイウェイオアシス小布施から往復8km、小布施橋から往復4kmとかなり歩くことにはなりますが、お時間があるときはぜひ訪れてみてくださいね。
時間帯
どの時間帯もおすすめですが、夕方の日没1時間くらい前だと、西日が差し、芝生と桜がキラキラとより美しく見えるのでおすすめです!
ただし、菜の花畑などの撮影も楽しみたい場合、夕方だと逆光になってしまので、朝方がおすすめです。
2023年度の開花状況について
小布施町のウェブサイトで定期的に開花状況をお知らせされています。
最後に
栗と葛飾北斎で有名な小布施町。
栗の最盛期である9月頃に訪れる方が多いですが、ゴールデンウィークのこの桜堤も見逃せません!
ゴールデンウィークに信州にお越しの際にはぜひ、みなさんも訪れてみてくださいね
<今回ご紹介した場所>
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